syco★theraP

幸せにしてくれるものについてダラダラと...

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音楽という名のピル 逃走、妄想プレイリスト <最終回>

逃げるのは実は勇気がいることかも。 だって知らない世界に飛び込むんだよ。
私の逃走ソング、ベスト3です。 ほんと癒されます。

3位 She's leaving home / the Beatles
水曜日の朝の5時、夜が明けるとき
外から静かに自分の部屋の戸を閉める
本当はもっと伝えたかったが、
短いメモだけ残した
下に降りて台所にあるハンカチを握って
そっと裏口のドアノブを回す
外に出る、さぁ、自由だ

彼女は (私たちはあの子のために生きていたのに)
去っていく (自分達を犠牲にして育ててきたのに)
この家から (お金で買えるものは何でも与えたはずなのに)
彼女は何年も孤独に暮らしてきたこの家から
出て行く (さよなら)

父親まだいびきをかいているときに、
母親はガウンを羽織って置き手紙を手に取る
階段の上に立ったまま
彼女は崩れ落ちて、夫に叫ぶ
お父さん、あの子が出て行ってしまったのよ
なんであの子は私たちにこんな仕打ちをするの?
どうしてこんなことができるの?

彼女は (私たちは自分らのことなど考えずにいた)
去っていく (いつもあの子のことしか考えなかった)
この家から (私たちは苦労して育ててきたのに)
彼女は何年も孤独に生きて来たこの家から)
出て行く (さよなら)


金曜日の朝9時には、もう彼女は遠くに行っている
車のセールスの男と
会う約束をして、待っている

彼女は (私たちの何が悪かったの?)
今 (間違ってるなんてわからなかった)
楽しみを見つけた (楽しみはお金では買えないものののひとつ)
何年もの間彼女の中で否定されてきたもののひとつ
彼女は家を出て行く
さよなら
(訳詞 Syco)

ビートルズのビデオが見つからない!
テレビ番組の『アメリカンアイドル』の出場者がうたったものがめっちゃ心に響きました。
https://www.youtube.com/watch?v=R-eRlXlF-1k

shes leaving home
ハープで始まる、キレイな曲なんだけど、車のセールスマンと会う約束っていうくだりが、ちょっと不安にさせられる。


2位 America / Simon & Simon & Garfunkel聴く
恋人どうしになろう、結婚して未来を共にしよう
僕の財産は全部この鞄の中に詰めてきた
それで僕らは煙草一箱と
ワーグナーおばさんのパイを鞄に入れて
アメリカ探しの旅に出た

ピッツバーグからグレイハウンドバスに乗ったときに言った
キャシー、ミシガンは僕にとっては夢みたいなんだよ
サギナウからヒッチハイクで車を拾うのに4時間もかかった
アメリカ探しの旅に出てしまった

バスの中で面白い顔をしたりしてふざけて笑う
キャシーは、あのギャバジンのスーツを来た男はスパイだと言い、
僕は、気を付けろ、あの蝶ネクタイはきっと隠しカメラだよ、と言う

煙草を一本くれないかな、僕のレインコートのポケットに入っているはず
でも一時間ほど前に最後の一本を吸ってしまっていた
だから僕は、窓の外の景色を眺めた
彼女は雑誌を読む
荒野の上に月がのぼる

キャシーは眠っているのはわかるんだけど、、
僕は行き先が分からなくなったと彼女に言ってみる
なぜだかわからないけど心は空っぽで切ないんだと
ニュージャージーの高速では車の数を数える
彼らはみんなアメリカを探しに来たんだ
みんなアメリカを探しに来た
みんなアメリカを探しに来た
(訳詞 syco)

cathyjpg.jpg
一大決心をして、一緒に旅に出た男に、「僕は行き先がわからない、空っぽで切ない」なんて言われたら、どうする?
キャシーは眠ってて良かった。 狸寝入りじゃないといいけど...。


1位 Anything Can Happen / Ezra Furman 聴く
それで雨の中僕は赤い木馬のように身体をゆらし
それからハイになってテーブルの上に立ち
そして今夜はスピード出して遠くへと車を走らす

家族や友人全員に嘘をつき
金を使い果たし、一文無しになり
通りすがりのムカつく奴と素手で殴りあう

もう全て投げ捨てた
僕の中で何かがおかしい
だから僕の手を取ってほしい
もう何でもありなんだから

やっとみえてきた
僕は彗星みたいに無鉄砲だ
ぜんぶ解った。 何でもありなんだ

シニカルぶってるバカな若い連中には愛想が尽きた
インチキ野郎や弱虫や消費家もうんざりた
そんなことを考えるたびに、僕の心は野性に返る

誓っていう、僕はこの町を去る
そして僕は鎖を外す、現実を目を向ける
そして遥か遠くまで一直線に僕は走る

全て投げ捨てた
どうなるのか全く解らない
だから僕の手を取ってほしい。 
なんでもありなんだから。
やっとわかった
ありのままは苦しいってことが
でも何でもありって気づいたことに
僕は感謝する
(訳詞 Syco)

ezrabreed.png
鼻血、、、出てる、、、
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    2016/06/05(日) 14:20:18| プレイリスト | トラックバック:0 | コメント:0

音楽という名のピル 逃走、妄想プレイリスト <その3>

気分を変えて、お気楽な逃走ソング 

5位 Running Away / Sly and the Family Stone 聴く
逃げ出すために家出をする
ハハッハハ
君の靴はボロボロ

ちょっとからかっただけ

夜昼かまわずブルースを作る
ヒヒッヒヒ
締め切りはもう過ぎてるのに

ちょっとからかっただけ

近道をすれば早いけど
ハハッハハ
時間はここで止まっている

ちょっとからかっただけ

借金が嵩んで、ギャンブルができなくなる
ヒヒッヒヒ
遊ぶ金の余裕が欲しい

ちょっとからかっただけ

別の日には、君は遠くに行ってしまう
ハハッハハ
家路は遠くなる

(訳詞 Syco)
sly.jpg
アハハとかイヒヒとか歌うので、お気楽かと思ったら、結構重い歌詞でした... ドヨ~ン...。
カラーフィールドやレインコーツもカバーしてて、そちらのバージョンも大好きです。
。 


4位 Hotel Yorba / White Stripes 〔聴く
僕はドアの反対側からら
片目を開けて見ていたんだ 
15人もの人間が僕に
何処かへ行けって言うから
出て行くことを考えた
シェルターを見つけた
ある意味では、
それがことを運ばせたかも
僕は美しい人と出会い
39回アイラブユーを言った

そうさ、1,2,3,4階
ヨーバホテルのエレベーターに乗って
君にまた会えるのが楽しみ
ホテルの中は全部空き部屋

考えがあるんだけど 
湖畔に住んでもいいなって
舗装されてない小道が家まで続くような
二人っきりになるのに、あとどれくらいかかるかな
その家の玄関先のポーチに座って
板の床に足をドンドン踏み鳴らす
家に鍵をかける心配もいらないような

そうさ、1,2,3,4階
ヨーバホテルのエレベーターに乗って
君にまた会えるのが楽しみ
ホテルの中は全部空き部屋

こんな子供じみたことを言って
幼稚に思うかもしれないけど
でもタフなふりをすることに
僕はもう疲れたんだ
だから、気持ちがいいことをしたい
結婚しよう
大きな教会で神父の前で
だって君が一番愛しているのが僕なら
誓いの「イエス」ぐらい言えるだろ

そうさ、1,2,3,4階
ヨーバホテルのエレベーターに乗って
君にまた会えるのが楽しみ
ホテルの中は全部空き部屋

そして4.5.6.7階
傘を掴んで
僕も掴んで
だって僕が君の一番のお気に入りなのだし
ホテルの中は全部空き部屋

(訳詞 Syco)

hotelyorba.jpg
ヨーバホテルは実際にデトロイトにあるホテルです。 もう経営してないので、行っても泊まれません!



    2016/06/02(木) 20:20:17| プレイリスト | トラックバック:0 | コメント:0

音楽という名のピル 逃走、妄想プレイリスト <その2>

逃げるのは負け犬かもしれないけれど、こだわりを持たず捨てれるのは良いことです。 
我慢して、現状維持しなくてもいいんだよね。

7位 the Way / Fastball 〔聴く
二人は心を決めて、荷造りを始めた
朝日が昇る前に去った
永遠に続く夏の気怠さへと
だがどこに行くのか
道も知らずに

二人はワインを空けて、会話を始めた
さぁ、もっと大事なことを言わなければならない
そして車が故障して、二人は歩き出した
どこに行くのか? 
道も知らずに

誰もが知っている
二人が歩く道は、黄金で輝き
そこは常夏で寒さを感じることはない
お腹を空かせることもなく、年老いることもない
二人の影がどこかにさまよっているのが見えるが
家には戻らないし、戻る気もない
ハイウェイに向かう、今日はそこが幸せな場所 

子供たちは目を醒まし、二人が居ないことに気付いた
二人は夜明け前に去ってしまった
ただ車を走らせ、他はみな置き去りにしたまま
どこに行くのか? 道も知らずに

誰もが知っている
二人が歩く道は、黄金で輝き
そこは常夏で寒さを感じることはない
お腹が空くこともないし、年老いることもない
二人の影がどこかにさまよっているのが見えるが
家には戻らないし、戻る気もない
ハイウェイに向かう、今日はそこが幸せな場所
(訳 Syco)

theway.jpg

6位 There Is A Light That Never Goes Out / the Smiths 〔聴く
今夜僕を連れ出して
音楽が流れて、賑やかで
若者がたくさんいる所に
君の車に乗ってると
家に二度と帰りたくない気がする
だって、もうあそこは僕の家じゃないから

今夜僕を連れ出して
だって人が見たいんだ
生きてるものを見たいんだ
君の車で
お願い、僕を家まで送らないで
だって、あそこは、僕の家じゃない
あそこでは僕は邪魔者

2階建てバスが
僕らに追突して
君の隣で死ねたら
僕は至福の境地
10トン・トラックが、
僕らを轢いて
君の隣で死ねたら
喜びと、名誉は独り占め

今夜僕を連れ出して
ほんとに何処でもいいから
ほんとにかまわないから
暗いトンネルの中で
僕は思った、やっとチャンスが来たって
突然恐怖に襲われて
聞くことが出来なかった

今夜僕を連れ出して
ほんとに何処でもいいから
ほんとにかまわないから
君の車に乗ってると
家に二度と帰りたくない気がする
だって、あそこは、僕の家じゃない
僕の家なんかじゃない

2階建てバスが
僕らに追突して
君の隣で死ねたら
僕は至福の境地
10トン・トラックが、
僕らを轢いて
君の隣で死ねたら
喜びと、名誉は独り占め

決して明かりが消えない場所がある
決して明かりが消えない場所がある
決して明かりが消えない場所がある
決して明かりが消えない場所がある
(訳 Syco)
double.jpg

どよ~んと暗くなる2曲でしたら、すみません。 自殺願望とか全くないんですよ。 ただ、若いときはこういう曲が心の浄化作用をしてくれたんです。


    2016/06/01(水) 22:13:42| プレイリスト | トラックバック:0 | コメント:0

音楽という名のピル 逃走、妄想プレイリスト <その1>

すべてが嫌になって、なんて言うとちょっと大げさだけど、すごく嫌なことがあって何もかも面白くなくなる時、何処かに逃げ出したくなるけれど、それは物理的に無理。
そういう時に逃避する場所は、私の場合はやっぱり音楽。  音楽は副作用の全くない抗うつ剤。

今回は逃げる、何処かへ姿をくらます、困難に立ち向かうことも克服することもせず、逃げまくる、逃走プレイリストを紹介したいと思います。 ガンバレと叫ぶ応援歌よりも、逃げちまえってほうが、私は癒されるんです。 


10位 Let's Get Out Of This Country / Camera Obscura 〔聴く
この土地を出ましょうよ
自分にも飽きたことを認めるし
悲しみに溺れて、いろんな男と寝たし
実際に寝なかったとしても、少なくとも想像はした
私たちはきっと
大聖堂のある街を見つけられる
あなたは私に綺麗だってことを確信させる

野イチゴを摘んで、寝転がる
旅に出ましょうよ、私の最愛のお友達
誰も感謝してくれない仕事なんか止めて
何マイルもノンストップでドライブして
大聖堂のある街を見つけて
あなたはハンサムで私は綺麗になる 

この土地で私が何を得るっていうの?
他の人はみんなここは最高っていうけれど
この土地で私が何を得るっていうの?
私にはただ、わからない
私にはただ、わからないの

camera.jpg
カメラオブスキュラはグラスゴーのバンドです。 
スコットランドは、下のイギリスに比べれば、みんなが良いところと言うけれど、それなりに嫌なこともあるのね
去年のことだけど、カメラオブスキュラのキーボード奏者Carey Landerが無くなりました。 骨肉腫だったそうです。


9位 Smalltown Boy / Bronski Beat 〔聴く
自分の魂に
自分の魂に
.泣き叫ぶ、泣き叫ぶ、泣き叫ぶ

持ってるものを全て小さな黒い鞄に詰めて
君は朝早くに発つ
プラットホームにただ一人、
悲しみに暮れた寂しい顔をして、雨風にさらされる

家出の理由なんて
母親は絶対わかってくれないだろう
だって、君が探している答えは家には見つからないだろうし
君が探している愛も家には見つからないだろう

逃げろ、振り向くな、逃げろ、振り向くな、逃げろ、振り向くな
逃げろ、振り向くな 逃げろ、振り向くな、 逃げろ、振り向くな

小突かれたり蹴られたり、いつも独りぼっちだった
町で笑いものにされて、噂を立てられるのもいつも君

君を泣かそうと奴らは頑張れば頑張るほど、
君は奴らの前では泣かない ただ自分の魂に泣く
絶対に奴らの前では泣かない ただ自分の魂に泣く

blonski.jpg
ザ・スミスが現れる前に、ザ・スミスをやっていたブロンスキ・ビート。 
こんなに悲しい曲なのに1984年に大ヒットしました。
彼らもグラスゴー出身です。 
グラスゴーはそんなに逃げ出したいところなの?


8位 Drifting Along / Jamiroquai   〔聴く〕
何処へ行くあてもないけど
僕はまだ車を飛ばしている
この人生をまだ生きている
長い長い時間を

流されにまかしてるってことわかるだろ
どこに行くのかわからない
僕の目的地につけるんだろう、きっと

プレッシャーを感じている
僕の周りは徐々に崩壊していく
でも今は僕はそれを防ごうともしない

僕は漂流している
スイートなメロディを歌っているけど
僕の生きてる世界では
通りで殺人が起きている

僕は目を閉じる
殺されるのを見たくないから
優しい巨人たちは永遠に徘徊する

僕は通りをドライブして
誰に会えるかなと考える
あぁ、愛がこの世界を司ったらいいのに

ララララ
ララララ
あてもなく
あてもなく

ララララ
ララララ
あてもなく
漂流する

漂流する
騒音に耳をふさぐ
聴きたくない 誰かの泣く声は

drifting.jpg
スウィートなメロディとは裏腹に、残酷な現実に目を閉じることを歌っています。
舞台は私が前に住んでいたデトロイトみたいなところを想像してしまう。↑


まず今日はここまで。 おやすみなさい。
    2016/05/30(月) 10:32:42| プレイリスト | トラックバック:0 | コメント:0

プリンスの永遠のプレイリスト

プリンスの死因については、アメリカの週刊誌はいろいろ書き立てているけど
そんなことは一切無視して、プリンスの名曲をもう一度聴きなおそうよ。

私がプリンスを聴きこんだのは80年代だから、プレイリストはその頃のものばかりなってしまう。  エロい歌詞が多いけれど、スターフィッシュ&コーヒーのような、小学生のお弁当のことを歌ったカワイイのも入ってます。 歌詞はこんな感じ...

ヒトデと珈琲』 〔聴く

7時45分に僕たちは一列に並んで
キャサリン先生に朝の挨拶
一番前はケビン、次はルーシー、三番目は僕
でもシンシア・ローズと比べたら、ぼくらはみんな真面目だよ
彼女は列のいちばん最後にいて、、
鼻の下はいつもニンマリ
好きな数字は20で
そして毎朝、何を食べて来たのかと聞くと
こう答える

ヒトデとコーヒー
メープルシロップとジャム
バタースコッチでできた雲とタンジェリン
付け合わせにはハム
心を自由にすれば
君にも理解できるはず 
ヒトデとコーヒー
メープルシロップとジャム

シンシアはいつも一番かわいいドレスを着て、
左右別々の色の靴下を履いてくる
僕はシンシアのお弁当に何が入ってるのか知りたくなって
ルーシーと僕はシンシアが居ないとき、ふたを開けてみた
ルーシーは叫び、僕は気絶しそうになった
何を見つけたと思う?

ヒトデとコーヒー
メープルシロップとジャム
バタースコッチでできた雲とタンジェリン
付け合わせにはハム
心を自由にすれば
君にも理解できるはず 
ヒトデとコーヒー
メープルシロップとジャム

シンシアはいつもニコニコ顔で
それは彼女が描くスマイルのマークとそっくり
学校の壁のいたるところに、シンシアは落書き
でもいいのさ。
みんなのためにやってるんだから
ガンバレ、シンシア
歌おうよ

LA LA LA LA LA
LA LA LA LA LA
LA LA LA LA LA
LA LA

ヒトデとコーヒー
メープルシロップとジャム
バタースコッチでできた雲とタンジェリン
付け合わせにはハム
心を自由にすれば
君にも理解できるはず 
ヒトデとコーヒー
メープルシロップとジャム

(訳詞 Syco)

それでは私の選ぶプリンスの10曲 
10.Pop Life
9.Starfish and Coffee
8.Under The Cherry Moon
7.Little Red Corvette
6.Alphabet St.
5.If I Was Your Girlfriend
4.Paisley Park
3.Kiss
2.Raspberry Beret
1.The Ballad Of Dorothy Parker


私のいちばん好きな曲『ドロシーパーカーのバラード』は前に訳してました。ここにあります。

starfishandcoffee_graphic.jpg
実はシンシア・ローズは自閉症の女の子だったんです。 彼女の世界はこんな感じ…




[プリンスの永遠のプレイリスト]の続きを読む
    2016/05/23(月) 22:17:34| プレイリスト | トラックバック:0 | コメント:0

レゲエとスカと、そしてプリンス

私の持っていた黒人音楽のレコードはレゲエとスカとプリンスだった。 

プリンスの音楽はジャンルでいうならファンクかR&Bに入ると思うけど、そのジャンルのレコードはプリンス以外全く持っていない。 プリンスは『1999』から『ラブセクシー』までの5枚のアルバムをリアルタイムで購入していた。 80年代のプリンスを確実に追っていたんだよね、私。 なぜそのあと聴かなくなったのかわからない。 たぶん、89年に渡米して、アメリカは、完璧に白人音楽のラジオ局と黒人音楽のラジオ局が分かれていて、私がいつもダイヤルを合わせていたのは、インディ、オルタナ系のカレッジラジオだったから、プリンスは耳に入らなかったんだよね。

プリンスの訃報を聞いて、改めてプリンスを聴きなおし、そして初めて90年代以降も聴いてみた。 え~っ良いよ、すっごく良い。 ファンク度がアップ、ギターソロも更に洗練されてる。 ジャンル別に分化するアメリカのラジオ局の力って強いね。 こんなに良い音楽も、全く聴く機会が無くなるんだもの。

また、レゲエとスカとプリンス、に話は戻ります。 なぜ、私の黒人音楽はレゲエとスカとプリンスなのか。  レゲエとスカは私の酸素のようなもので、それを吸って毎日生きている。  あって当たり前、無いと死んじゃう。
 
黒人音楽の他のジャンル、ソウルやブルースやヒップホップの中でもお気に入りの曲はあるけれど、CDやレコードを買うまではいかない。 でもプリンスだけは例外。 なぜかというと、プリンスは唯一黒人で私が性的魅力を感じるアーチストだったから。 
ルックスとエロパフォーマンスにものすごく惹かれた。 中性的なエロの妖精、プリンスに萌えてたのよ。 長いまつげと濡れたぷっくりリップ、ちっちゃいお尻でへそ出しラメきらきらルック、『ラブセクシー』のオールヌードのジャケなんて、部屋に飾ってたわよ。 黒人のマッチョでタフなイメージとは真逆を突っ走るプリンス、それなのに、ゲイではなく、キレイな若い女の子が大好きなプレイボーイ。 

でもそんな派手なルックスに全然音楽も負けない。 すごくファンキーな黒人音楽と思いきや、ハードロックギターを天才的にかき鳴らす。 また、「ドロシーパーカーのバラード」のような、凄いメロディも作っちゃう。  全てにおいて完璧でこの世の人とは思えない、神的オーラを放っていた。 

マイケルジャクソンと比べられたりするけど、マイケルは年と共にどんどんオバケ化していったけど、プリンスは何年たっても外見は少しも劣化することなく、ほんとうに神様ではないのかと思った。 それが突然逝ってしまった。 何だか未だによくわからない。 

lovesexy.jpg
私の庭の花に、こんな妖精がとまっていたらいいな、と妄想します、プリンス
    2016/05/02(月) 12:35:07| ロックンロール・ヒストリー | トラックバック:0 | コメント:0

極東少女の妄想ブリテン ラジカル編 <やっと最終回>

2位 Down in the Tube Station at Midnight / the Jam聴く
チューブステーションとは、ロンドンの地下鉄駅のこと。 ロンドンの地下鉄のトンネルはチューブみたいな形をしてて、電車は歯磨きのチューブから、モニョ~っと歯磨き粉が出てくる感じなのよ。
地下鉄の騒音で始まるこの曲を聴きながら、ロンドンを妄想していたけれど、歌詞は実は悲劇なんです。 
ベースラインがカッコ良すぎ。

パンクが全盛の時に、ジャムは現れ、俺たちはパンクじゃねーぞ、モッズだぞ、と線を引いていた。 
なにー、モッズって? 知らないよ。 でも見た目、パンクよりもオシャレで、トラッドな感じ。 しかも、ジャムはモッズのリバイバルで、元祖ではないらしいぞ。 そのあと、スティングの『さらば青春の光』(the Whoの四重人格が元ネタ)や、レイ・デイビスやボウイーも出た『アブソリュート・ビギナーズ』などのモッズ映画を観て、イギリスのワーキングクラスの子供たちがオシャレしてスクーターに乗って街に繰り出すっていうのがモッズのイメージで、ちょっと憧れた。 あの頃、モッズのリバイバルブームだったのかな? でも、それはイギリス国内だけよ。 世界はモッズなんて知る由もない。    

遠くでこだまする - 
電車に乗る声が彼方から聞こえる
家路に急ぐ人々
愛する人が待つ家、一生愛してくれる人がいる家へと
ギラギラした汚い足跡が - 僕の足音と重なり、いろんなことを考える 
寒く居心地が悪く半分剥き出しのホーム                                                                                                  
キャラメルの包み紙と今朝の新聞が散らばる
ジョーンズ氏が襲われた
死と悲しみを伝える見出し - 明日には伝わるだろう
キチガイどもが大暴れ
そして僕は真夜中のロンドンの地下鉄駅に居る

ポケットの中の小銭を探すと、紙幣が見つかる
顔がほころぶ、嬉しくなる
機械に金を入れて、プラム(切符?)を取り出す
背後に影が見え
ひそひそ話している - 荒っぽい言葉
憎しみと、いら立ちが感じられる
「ちょっと、兄ちゃん」 と奴らは言う 「金をもっていないかい?」
僕は言う 「ちょっとの金と、カレーがあるけど
僕は家内が待つ家に帰らなきゃいけない
家内はきっとナイフとフォークを食卓に並べている
僕を待っている、わかるだろ、
グラスのくもりを拭いて、ワインの栓を開けているんだ」 
そして僕は真夜中のロンドンの地下鉄駅に居る

まず拳が飛び、次に蹴られる
連中から酒臭さが漂う
パブとワームウッドスクラブスの臭い
そこは右翼のたまり場だ
気を失いかける
魂が僕を抜け出し僕を上から眺め、溺れさせる
茶色い革の臭いが
大気と混ざる
僕の目や鼻や口をふさぐ
感覚を失う
もう何も見えず、聞こえず、話すこともできない
真夜中のロンドンの地下鉄駅だ
真夜中のロンドンの地下鉄駅なんだ

地面に倒れたまま
最後に僕が見たのは
頭のおかしい無神論者が描いた 『キリストは救う』 という落書き
そしてイギリス国鉄のポスター 『お出かけしよう、格安ホリデー、出発は今日!』

僕は自分の人生を瞬時に振り返り
家内のことを想った
なぜなら、連中は鍵を僕から奪い、家内は僕かと思うかもしれない
僕は真夜中のロンドンの地下鉄駅に居る
ワインは気が抜けてしまい、カレーは冷めてしまう。
僕は真夜中のロンドンの地下鉄駅に居る
真夜中のロンドンの地下鉄駅はごめんだ


jam.jpg
ジャムはイギリスのバンドなんだぜぃ!


1位 Launderette / Vivien Goldman聴く
イギリスには数回行った。 長いときは数か月、短いときは2,3週間。 移住計画は達成出来なかったけれど、コインランドリーを利用している時が、旅行者でなくて、住民になっている気分が少し味わえる。  たくさんの服を乾燥機に入れてブンブン回して、待ち時間に中華のテイクアウトを食べながら、他の人が、パンツやトランクスを取り出してるのや、洗濯物を畳んだりしてるのを見たりして、とてもリラックスした時間が流れ、気分も良かった。 
コインランドリーはどこも、飾りっけはなく、機能しか果たさないだけの内装なんだけど、掃除が行き届いていて、石鹸の匂いがして、居心地が良かった。
そんなことを思い出させるのがこの曲。 前奏のベースの音を聴くだけで、ぞくぞくしてくる。 ビビアンゴールドマンは、ミュージシャンと言うよりも、本業はライターで、私はこの曲とB面『Private Army』しか知らない。 当時ポストパンクに好まれたダブミュージックにのって、ダメっぽい女の子のストーリー語られ、私のロンドンのコインランドリーの風景がノスタルジックに広がるの。
歌詞は見つからないけど、聞き取りで訳すと大体こんな感じ。

私たちが出会ったのはコインランドリー
私の洗濯物の袋が破れて、服がビショビショ、
私は誰かの手が必要で、
彼はアパートを住むところを探していた

そこから私たちが下り坂を転げ落ちて行ったのを、
あなたのせいにはしたくないけど
私はあなたを追い出すことができない
コインランドリーだって一緒だし、
あなたの靴下と私の靴下が、
乾燥機の中で一緒に回る
あなたのジーンズが私のシャツに絡まる
あなたから離れることができない

あなたはいつもだらしなくて、
髪の毛がそこらへんに抜け落ちていても平気だし
汚いコーヒーカップも2週間も置きっぱなし
出て行ってほしいのだけど、
それが言えない私
コインランドリーだって一緒だし、
あなたの靴下と私の靴下が、
乾燥機の中で一緒に回る
あなたのジーンズが私のシャツに絡まる
あなたから離れることができない


vivianG.jpg
80年代はイギリスでたくさんのシングル盤を買いました。 大抵レコード屋さんの壁にはヒットシングルの10位ぐらいまでが展示してあって、一目でヒット曲が解りました。 [極東少女の妄想ブリテン ラジカル編 <やっと最終回>]の続きを読む
    2016/05/01(日) 22:00:23| 極東少女の妄想ブリテン | トラックバック:0 | コメント:0
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